fc2ブログ
2012. 02. 17  
アマチュア、オペラグループ「ミューズ・アンサンブル」の公演があった。
「こうもり」と「カルメン」各2回に続いて今回は第5回、モーツァルトの名作「フィガロの結婚」だ。

脳外科の手術以降、物忘れという症状がひどくなってきたような気がして、表舞台はご遠慮申し上げ、舞台監督という裏方を担当させてもらった。
舞台監督と言えば偉そうだが、練習を見ながら本番当日の時間配分を決め、照明を工夫し、舞台設定をするという、本番当日限りの仕切りやにすぎない。

このグループの特徴は、指揮者、演出家という肩書きを持つ人がいないことである。
3時間に及ぶオペラ全曲を、主宰者である景山裕美さん(今回は奥方役)を中心として、皆でワイワイ決めていくのである。

さらに今回はレチタティーボだけを日本語とし、アリアや重唱部分を原語としたことで、曲全体の流れがたいへん良くなったと思う。
その日本語訳は、メンバーきっての理論派、斎藤篤くん(伯爵役)の担当。「拙者」とか「いたみいる」といった昔ことばを使わず、解りやすさを第一に考えたもので、メンバーから「はやくはやく」と、尻をたたかれながらの力作であった。

中々顔が揃っての練習時間がもてないのが、アマチュアの泣きどころだが、持ち前の熱心さでそれを克服し、見事なアンサンブルに仕上げていたと思う。拍手

カーテンコール
カーテンコール2_convert_20120217223557




プロフィール

がんも

Author:がんも
ヨハン・シュトラウスと女の子が大好きな老人です。
歌うことが大好きです。イタリア民謡とかトスティとか。
小旅行も大好きです。新緑や残雪の山並みを見るとドキドキします。

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR