2017. 01. 28  
マーラー「一千人の交響曲」
パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団
栗友会合唱団、新国立劇場合唱団、NHK東京児童合唱団
エリン・ウォール(ソプラノ)他ソリスト7人
9月8日 NHKホール

ダブル編成に近いオーケストラ、8人の独唱者、三組の大合唱団、総勢500人規模の大所帯、これを一人で仕切るヤルヴィさん、さぞやたいへんだろう、というよりさぞいい気分だろうと思われる。
オケの壮麗な響きと合唱の美しいアンサンブルと迫力は、現在得られる最高レベルのものに間違いない。大きな音量は出ても、ゴチャゴチャになって何をやっているのかよく分からないという演奏が多い中で、どこまでいってもふっくらとした透明感が失われないのは、オケや合唱の技量もさることながら、ヤルヴィの統率力が並大抵のものではないということを感じさせるものだった。
独唱は初めて聞く人ばかりだったが、いずれも力強く安定感のある歌唱を聞かせてくれた。
歌い慣れているのか、この長大な曲を、譜面台を下げてホボ暗譜で歌っている人もいた。
N響の90周年記念公演ということで、通常の定期演奏会と異なり、1回だけの公演なのは、何だかもったいない気がした。
余談になるが、今回の演奏会では隣席に盲導犬を伴った人がいてちょっと驚いた。
私が座るとすぐに話しかけてきて、バンダや児童合唱の位置とか山田和樹のマーラーツィクルスについて、みたいな話題を投げかけてきた。
隣がどんな人物なのか確認したかったのだろう。
何より驚いたのは犬だ。座席は1階ホボ中央の前から5列目、大音響がまともに飛んでくる。犬の聴覚は人間の何倍も高いというのに、私の足に触れていたお尻が、1時間半、ほとんど動くことがなかった。
終演後、何事もなかったように穏やかな顔で主人をエスコートして帰って行った。
音楽で感動、犬で感動、何とも不思議な体験だった!


ドボルジャーク「スターバト・マーテル」
ハルムート・ヘンヒェン指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
松田奈緒美(ソプラノ) 池田香織(アルト)
松原 友(テノール) 久保和範(バス)
栗友会合唱団
10月21日 すみだトリフォニーホール

宗教に関してはあまり熱心とは言えないが、このスターバト・マーテルは実に美しく大好きな宗教曲のひとつだ。
アンダンテコンモートと指定された曲の冒頭はかなり遅めに始まった。2分の3拍子で書かれているためか、指揮者によってこの入り方はかなり違った印象を受ける。
第6曲に置かれたテノールのソロは、甘美とさえ思えるほど美しいが、ここでは逆にやや早めのテンポで軽やかな感じ、好みとしてはもう少しゆったりと粘ってほしかった。
4人のソリストはいずれも中堅どころで力量としては申し分なかったが、歌い慣れていないのかかなり硬さが感じられた。
合唱は、歌い慣れている訳はないと思うが、いつもの通り適度な力強さでキッチリとした美しいアンサンブルを聴かせてくれた。
それにしてもこの栗友会という合唱団は凄まじい、とてもアマチュアとは思えない活躍だ。
2016年内に私が聴いただけでも、新日フィルと1月にブリテンの「戦争レクイエム」4月にラベルの「ダフニスとクロエ」、新響と4月にマーラーの「復活」、5月には三善 晃の「レクイエム」、7月には新日フィルと単独で「千人の交響曲」そしてこの9月と10月だ。
更に「第九」も数回歌っていた。
スゴイ!!
マーラー千人_convertドボスタ_convert

NEXT Entry
祐天寺から西郷山公園へ
NEW Topics
6月のコンサートから
4~5月のFBネタ
4月のコンサートから
2月~3月のFBネタ
2月のコンサートから
祐天寺から西郷山公園へ
9月-10月のコンサートから
7月のコンサート
4月のFBネタ
多摩川台公園から等々力渓谷へ
3月のFBネタ
昭和10年生まれ
DVD付きCD
2月のFBネタ
浜離宮庭園散策
1月のFBネタ
使えない腕時計
1月のコンサート
11月のFBネタ
日めくりカレンダー
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

がんも

Author:がんも
ヨハン・シュトラウスと女の子が大好きな老人です。
歌うことが大好きです。イタリア民謡とかトスティとか。
小旅行も大好きです。新緑や残雪の山並みを見るとドキドキします。

最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR