2011. 12. 03  
二つのアマチュアオーケストラの演奏会を聴いた。
アマチュアというレベルでオーケストラを維持するのは、大変だとおもわれるが、今回聴いた二つのオーケストラは、いずれもかなり高水準を保つ立派なものだった。

成田 徹 指揮 フィルモア合奏団 
セシオン杉並

アマチュア合唱団の中には、見事なアンサンブルで、プロの上を行くものも少なくないが、アマオケの場合には,弦楽器の合奏技術が不十分なために、プロとの差を感じてしまうことが多い。
その点、このオーケストラは、ヴァイオリンのトレーナーとして、西内真紀さんが加わり、柔らかく安定したヴァイオリンの音色を目指しているようで、心地良い音色を聴かせてくれた。

演奏曲目は、前後にモーツァルトを置き、間にちょっと珍しいチャイコフスキーの組曲「モーツァルティアーナ」と、その他小品をはさむという、中々おしゃれな構成。
モーツァルトは「フィガロの結婚」序曲と「パリ」と名付けられた交響曲第31番、共に美しい旋律で、粗の出やすい難曲だが、軽やかなリズムを保持した爽快な演奏だった。

団長の挨拶の中に「珍しい曲をとり上げる」という意味の言葉があったが、今回の曲目ではモーツァルティアーナという曲がとり上げられた。大変美しく耳馴染みのよい曲なのに、なぜか殆ど演奏されることがなく、CDの購入も難しい、これは良い企画だ。

指揮者の成田さんはサクソフォン奏者でもあり、ビゼーの「アルルの女」の間奏曲で、美しいソロを聴かせてくれたのも良かった。

 フィルモア


高畠 浩 指揮 テオフィルス室内管弦楽団
旧東京音楽学校奏楽堂

第47回定期演奏会ということで、アマチュアとはいえないのかもしれない。
曲目もモーツァルトの「ジュピター」交響曲とブラームスのセレナード第1番のズバリ2曲。

演奏はリズムや音程が崩れるという、アマオケにありがちな欠点は皆無、特に金管、中でもホルンのうまさは際立っていた。
ヴァイオリンは音が硬く、しなやかさに欠けるのが惜しまれるが、これはホールの影響がありそうだ。

奏楽堂は歴史的な価値もあり、響きも決して悪くはないと思うのだが、室内管弦楽団といえども立派なフルオーケストラ、いかにも狭いという感じ。直接音だけが耳に届いて、ホールも飽和気味、チェンバロ独奏に相応しいようなところなので、せっかくの音がもったいないような気がした。

渡されたプログラムには、曲の詳しい解説と、指揮者の簡単なプロフィールのみで、団の紹介はいっさい載っていない、やはりプロのオーケストラなのかもしれない!



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Author:がんも
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