2012.
05.
19
Ⅰ 東京カントライ第37回演奏会
上野学園 石橋メモリアルホール
指揮 伊藤栄一 ピアノ 北矢由美 電子オルガン 千葉祐佳
♪ 萩原秀彦曲 混声合唱組曲「深き淵より」
♪ ブラームス曲 Zigeunerlieder Op103
♪ ドブロゴス曲 Mass
1973年創立という歴史ある混声合唱団、神経の行き届いた安定した演奏だ。
特に男声は45人中13人で、少人数ながらダイナミックレンジの広い綺麗な発声が心地良かった。
この演奏会に招待してくれたのは、ピアノの北矢由美さん。どの曲もピアノがものをいうものばかりで、粒立ちの良い北矢さんの演奏が素晴らしかった。
ジャジーなドブロゴスは研究熱心な彼女らしく、アドリブで弾くカデンツァのような部分は見事だった。


Ⅱ はんぺんたーずコンサート
彩の国さいたま芸術劇場 情報プラザ
ソプラノ 紺野さくら メゾソプラノ 窪瑶子
ピアノ 志村和音 他
♪ ウエストサイド物語より
♪ キャンディードより 他
まだ若い三人組は東京音大時代の同級生、私とはなんと焼き鳥屋でお近づきになったという仲である。
歌の二人はまさに基本に忠実な発声で、ノイズのない安定した歌唱が魅力的だ。
もう少し、色気というか、表情の豊かさがほしい気がするが、それはこれからだろう。
ピアノの志村さんは、男性の伴奏者に特有な色気を持っていて、小さなアレンジを加えながら、歌い手をうまくのせていく技術は中々のものだ。
因にはんぺんたーずという不思議な名前は「どんな味にも染まるはんぺんのように、ジャンルにとらわれない音楽性を求める」とのことである。

Ⅲ 川越奏和奏友会吹奏楽団 第36回定期演奏会
所沢ミューズ アークホール
指揮 佐藤正人
ソプラノ 秋吉邦子 テノール 高橋淳 バリトン 萩原潤
共演 武蔵野合唱団 松伏高校合唱部
8年連続全国大会金賞受賞という輝かしい実績を誇る川越奏和の演奏を聴いた。
第1部では、新作の「Epitaphe 2011.3.11」の他、スタンダードナンバーといえる曲、4曲が演奏されたが、文句無しにブラスの醍醐味を満喫することができた。
第2部は、本日の目玉と言うべきオルフの「カルミナ・ブラーナ」。
音の炸裂度合はフルオケよりむしろブラスの方が向いているが、声楽とのバランスはむずかしいと思われる。このバンドはその点、さすがと思わせるコントロールで、素晴らしいバランスだった。
情熱のコンダクター、コバケンこと小林研一郎を常任指揮者とする武蔵野合唱団は、音楽性はもちろん、迫力、美しさ共に申し分ないが、特にテノールの馬力が圧倒的なので、この曲にはピッタリだ。
ソリストは、ソプラノがちょっと弱い感じだったが、男声二人は、超高音を見事にこなして、申し分のない力演だった。

上野学園 石橋メモリアルホール
指揮 伊藤栄一 ピアノ 北矢由美 電子オルガン 千葉祐佳
♪ 萩原秀彦曲 混声合唱組曲「深き淵より」
♪ ブラームス曲 Zigeunerlieder Op103
♪ ドブロゴス曲 Mass
1973年創立という歴史ある混声合唱団、神経の行き届いた安定した演奏だ。
特に男声は45人中13人で、少人数ながらダイナミックレンジの広い綺麗な発声が心地良かった。
この演奏会に招待してくれたのは、ピアノの北矢由美さん。どの曲もピアノがものをいうものばかりで、粒立ちの良い北矢さんの演奏が素晴らしかった。
ジャジーなドブロゴスは研究熱心な彼女らしく、アドリブで弾くカデンツァのような部分は見事だった。


Ⅱ はんぺんたーずコンサート
彩の国さいたま芸術劇場 情報プラザ
ソプラノ 紺野さくら メゾソプラノ 窪瑶子
ピアノ 志村和音 他
♪ ウエストサイド物語より
♪ キャンディードより 他
まだ若い三人組は東京音大時代の同級生、私とはなんと焼き鳥屋でお近づきになったという仲である。
歌の二人はまさに基本に忠実な発声で、ノイズのない安定した歌唱が魅力的だ。
もう少し、色気というか、表情の豊かさがほしい気がするが、それはこれからだろう。
ピアノの志村さんは、男性の伴奏者に特有な色気を持っていて、小さなアレンジを加えながら、歌い手をうまくのせていく技術は中々のものだ。
因にはんぺんたーずという不思議な名前は「どんな味にも染まるはんぺんのように、ジャンルにとらわれない音楽性を求める」とのことである。

Ⅲ 川越奏和奏友会吹奏楽団 第36回定期演奏会
所沢ミューズ アークホール
指揮 佐藤正人
ソプラノ 秋吉邦子 テノール 高橋淳 バリトン 萩原潤
共演 武蔵野合唱団 松伏高校合唱部
8年連続全国大会金賞受賞という輝かしい実績を誇る川越奏和の演奏を聴いた。
第1部では、新作の「Epitaphe 2011.3.11」の他、スタンダードナンバーといえる曲、4曲が演奏されたが、文句無しにブラスの醍醐味を満喫することができた。
第2部は、本日の目玉と言うべきオルフの「カルミナ・ブラーナ」。
音の炸裂度合はフルオケよりむしろブラスの方が向いているが、声楽とのバランスはむずかしいと思われる。このバンドはその点、さすがと思わせるコントロールで、素晴らしいバランスだった。
情熱のコンダクター、コバケンこと小林研一郎を常任指揮者とする武蔵野合唱団は、音楽性はもちろん、迫力、美しさ共に申し分ないが、特にテノールの馬力が圧倒的なので、この曲にはピッタリだ。
ソリストは、ソプラノがちょっと弱い感じだったが、男声二人は、超高音を見事にこなして、申し分のない力演だった。

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フィッシャーディスカウさんが亡くなりましたね。テレビじゃなにもニュースになってないようですが、音楽好きのネット知人から情報を貰いました。
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