2015. 09. 23  
女声合唱団「彩」第17回演奏会
栗山文昭(指揮) 寺嶋陸也、浅井道子(ピアノ)
9月18日(日)第一生命ホール

1曲目は 信時 潔 作曲「紀の国の歌」、信時没後50年に因んで選曲されたとのこと。
山部赤人、柿本人麿ら、万葉集から紀州を歌った六首を選んで作曲されたもの。どの曲も情景が浮んでくるような美しさで、透明な清涼感を特徴とするこの団に相応しい曲だ。
曲ごとに和声がちがうのか、坦々とした中にも音の厚みに変化があり、加えて寺嶋陸也のピアノが表情豊かに合唱を支えていて、心地良い音楽になっていた。

2曲目は 萩原英彦作曲「光る砂漠」。この合唱団にしては珍しく耳馴染みのある曲だ。
これまた美しい演奏だ。無伴奏で出る冒頭からして鳥肌ものだ。
実は女声で聴いたのは初めてだが、これだけ清々しく聞かされると混声より全然いい。混声では歌ったことがあるのだが、いい曲とは思えなかった気がする(orz)。
ピアノの浅井道子にも驚いた。粒立ちがよくくすみのない音色、流れるような旋律、節度あるダイナミックレンジ、とにかく余計な音が何もしない、素晴らしかったの一言だ。

最後のステージは今回の目玉ともいうべき「コワレタイ2015」。
女たちのシアター・ピース、昭和の少女たち、と添書が付く、加藤 直の詩・台詞に寺嶋陸也が作曲したもの。
2008年に委嘱作品として初演されたものを、今回、創団20周年記念演奏会ということで、組曲形式にリニューアルしたとのこと。
全員が椅子を持って動きまわり、立ったり座ったり忙しい。昭和初期をイメージしたものらしく、木製のかなり重そうなものもあるのだが、軽々と持ち歩いているように見えた。訓練の賜か!
喜怒哀楽の表情も良く、歌は彩らしく申し分のないアンサンブル、しかも、一瞬のトチリも許されない素早いテンポ、さぞや相当な練習量だったと思われるが、練習不足感の全くない、見事な舞台だった。
初演のときの照明は、舞台の動きに合わせて非常に細かく切り替えていたのに感心したものだが、今回はそれほど速く細かく切り替えるという動きはみられなかった。その代わり色調が大変美しく、むしろ癒される感じがしたほどだった。

アンコールはフルートの演奏が付いた「すいっちょ」「おちば」という可愛らしい寺嶋作品、
フルートはメンバーで、わが「ともだち」の小串さん、少々緊張気味に見えたが、歌って動き回ったあとの管楽器、ちょっとタイヘンだったかも!

コワレタイ2015_convert
2008年のちらし
コワレタイ2008_convert
2015. 03. 01  
先日、久しぶりにCDショップを訪れ、陳列棚を物色していたところブラームスのピアノ協奏曲第3番という代物を発見した。
ブラームスの3番と言えば、ヘ長調の交響曲かニ短調のヴァイオリンソナタが頭に浮かぶのが普通だと思うが、ピアノ協奏曲というのは聞いたことがない。
手にしてみたところ、輸入盤のため正確には分からなかったが、ヴァイオリン協奏曲をDejan Lazic というピアニストが編曲し、自演したものであった。
面白そうなので早速購入し、聴いてみた。
初めて聞くピアニストだが、なかなかの力作、快演だ。ただ、ブラームスには2曲の重厚かつ繊細なピアノ協奏曲があり、どうしてもこれ等と比較してしまう。
ヴァイオリンをピアノに置き換えるのは、特性が違いすぎて、違和感を覚えることがある。
ヴァイオリンの美しいカンタービレは、寸詰まり気味になるし、フォルテは騒々しく軽薄になりやすい気がする。
楽譜が出版されるか否かはわからないが、多分取り上げるピアニストはいないのではないか。有名なベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も彼自身が編曲したといわれるピアノ協奏曲が存在するが、やはり好んで演奏するピアニストはいないようだ。

楽器置き換え協奏曲の中では、モーツァルトのフルート協奏曲をチェロで演奏したものや、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をフルートで演奏したもの等、ほとんど違和感なく楽しめるものが存在する。
ハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲などは、フルートのジャン・ピエール・ランパルが編曲し演奏したフルート協奏曲のレコードを先に聴いていたので、フルートがオリジナルだと思っていた。

フルートといえば、協奏曲ではないが、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタの編曲版がある。アラン・マリオンが遺した素晴らしい録音があるが、残念ながら、クロイツェルに至る前に没してしまった。
「春」と副題の付いたヘ長調は、ヴァイオリンよりいいかもしれない、と思えるほど心地よい。

ともするとゲテモノになりかねないこれ等の音楽は、編曲演奏によってはなかなか結構なものになるものだ。

    ブラ3ラジック_convert

    ベーフルモツチェロ_convert2

                    ベーフルソナ_convert
2015. 02. 08  
いよいよ(ていうかヤット!)練習が始まりました。
素晴らしい盛り上がりが期待できます。
でも、正月明けは、溝の口まで毎日通勤状態になり、ちょっと大変です。

起承転転_convert
♡ がんもさん出演されるのですか
G はい、合唱で出演します。かなり合唱に重きが置かれているのでほとんど歌いっぱなしです。曲が完成してから一か月で本番という超絶ハードな公演です。でも、すごく楽しんでいます。
♡ わ~~、がんもさん相変わらず意欲的で素晴らしいです♪♪♪
G 難曲ですが、面白いです。打楽器と手拍子の掛け合いとか、結構な変拍子とか、4拍子の中の13連符とか、なかなか容易ではありませんが・・・。
♧ 先日の練習で感じがつかめたので自主練がはかどります。楽しみましょう(*^^*)
G 楽譜を頂いたときには、こりゃやめときゃ良かった、と少し後悔したのですが、練習が始まってみたら、ワクワク感いっぱいでおおいに楽しみになってきました。誘って下さったwHさん、ありがとうございました、なんとかいけそうで~す(^o^)。
♧ 楽譜を頂いてから本番まで一か月ですからね(^^;)あり得な~いって思いましたね。初演ですから、これから本番まで演出など含めて作り上げていくのでしょうね。ほんとワクワクですね。

毎年聞いている年末恒例の第九、今年は昨年に続き、すみだトリフォニーで新日フィルと栗友会。この合唱団は実にまろやかで絶叫感皆無の第九を聞かせてくれるので、大変気に入っています。
ことしはここにKHさんが加わっていて一層親しみを感じました(拍手)。

第9ちらし_convert

♡ がんもさーん、ありがとうございました♪
♣ 絶叫なしの第九を聴きたいです。1年待ちます(-_^)
G 待つ価値あると思います。でもその前にミサソレやマラ3も控えているそうです。



2014. 11. 03  
「第二回 歌とマリンバのジョイントコンサート
窪 瑤子(メゾソプラノ)京谷ひとみ(マリンバ)志村和音(ピアノ)
7月4日 音楽堂anoano(大塚)


新潟出身の美人コンビによるデュオコンサート。
ちょっと変わった組み合わせのようだが、意外に相性がいい。ここに編曲も担当する志村さんが加わるとたいへん心地よい音楽が出来上がる。
曲目は、ロマンチストの豚、チャルダッシュ、歌劇「皇帝ティトの慈悲」より、青葉城恋歌、椰子の実等全17曲、相変わらず間口が広い!
窪さんは、どんな曲にも対応する豊かな表現力が身についているようだが、やはりオペラアリアがいい。モーツァルトの「皇帝ティトの慈悲」というオペラは観たことがないが、ズボン役のアリアとのこと、たっぷりとしたメッツォで、長身の窪さんにはピッタリの曲かもしれない。
椰子の実の説明で「作曲者、誰だっけ?」なんてとぼけていたが、だれでも知っている歌なので、これはちゃんとしておいた方がよかった!


プラウディア グランドオーケストラ 第16回 なつメロコンサート
(歌・シャンソン)長瀬ゆき (ベース)大竹信之
7月5日 深川江戸資料館ホール

名前は大きいが、佐伯かおる(ピアノ) ルイルイ(キーボード) 安藤真理子(フルート)の3人組である。
ムーライトセレナーデに始まり、南国の夜、コーヒールンバ等、全19曲、まさに私世代のなつメロだ。この時代の音楽はメロディーが美しく、安らぎを感じるものが多い。   
ダンスバンドとしても活動しているとのことで、リズムが軽快ではっきりしているところがうれしい。
残念ながら社交ダンスはすっかり忘れてしまったが、耳からだけでも大いに楽しく、また聞きたいと思う「オーケストラ」だった。


学習院OBブラームス合唱団 第20回記念定期演奏会
J.S.バッハ ロ短調ミサ曲 BWV232
独唱 松田奈緒美(S) 金子美香(MS) 鈴木 准(T)河野克典(B)  
指揮 岩村 力 管弦楽 東京シティフィルハーモニック管弦楽団
7月6日 東京オペラシティコンサートホール


1993年創立、その第1回目にブラームスの「ドイツレクイエム」を演奏したことから、この名称になったとのこと。以来、オーケストラ付きの大曲だけをとりあげているという、さぞ大変だろうとは思うが、ちょっと羨ましいような気もする合唱団である。
無理のない発声が心地よく、人数としては男性がかなり少ないが、声のバランスも悪くなかった。
ソリスト陣も指揮者の信頼を得ている人たちらしく、安定した歌唱をきかせてくれた。四人とも夫々の声域としては明るめな声で、この曲には相応しく、バランスがとれていたと思う。


東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブル 
第45回定期演奏会
(指揮)津堅直弘  (ユーフォニアム)外囿祥一郎
7月14日 東京芸術劇場コンサートホール


総勢150名を超える超ど級のアンサンブルである。ものすごいダイナミックレンジではあるが、さすがに音のにごりがなくスカッとしていて気持ちが良い。
曲目は、ホルストの「吹奏楽のための第一組曲」、レスピーギの「ローマの祭」ほか、全日本コンクールの課題曲等、元気の出る曲ばかり、ラストの「ローマの祭」に至ってはバンダ仕立ての金管群も登場し、いやが上にも大盛り上がり大満足の演奏会だった。
アンコールは定番ともいえる「星条旗よ永遠なれ」、駆け足のようなスピードだったが、大編成でのアンサンブルの良さを聞かせる効果はあったようだ。


東京消防庁音楽隊 都民と消防のふれあいコンサート
(指揮)五十嵐 清  特別ゲスト(サクソフォン)小串俊寿
7月17日 文京シビックホール大ホール


こちらは、標準編成のマーチングバンド、胸のすくような軽快さが持ち味だ。
スーザのマーチ「美中の美」に始まり、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」より、映画「美女と野獣」の音楽、ルパン三世のテーマ等、聞き覚えのある曲ばかりを、さらにわかりやすく、きっちりとした演奏で聞かせてくれた。
指揮の五十嵐隊長は、そんなきっちりとした演奏の一方で、しゃべるとどことなくとぼけていて、ちょっとしたMCも面白かった。
小串俊寿のソロは、歪感皆無どこまでも透明で豊かな音色がまことに心地よい。
シューベルトのアヴェマリア、マイフェアレディーの「踊り明かそう」等、そんな特性を存分に発揮した演奏を堪能させてもらった。また、彼のために編曲されたという「ラテン・フィエスタ」では「エル・クンバンチェロ」「闘牛士のマンボ」等、ノリノリのテクニックも素晴らしかった。
もうひとつ驚いたのが、女性職員によるカラーガードだ。これほどキリリと引き締まったフラッグ操作はあまり見たことがない。ダンスもまさに一糸乱れぬ見事さに加え、フラダンスの要素等も取り入れて、柔らかな美しさも見せていた。
大好きなマーチが最初の一曲だけで、ちょっと不満に思っていたところ、アンコールでお気に入りのOn the Mall(ゴールドマン)を演奏してくれた、拍手。


7月コン_convert
2014. 07. 18  
オーケストラのコンサートを聴きに行くと、どうも気になることがある。
いつでもどこでもそうなのだから、気にする方がおかしいのだが、でも気になるのである。

オケのメンバーが入場し、コンサートマスターが立ち上がってチューニングを済ませ、さあ始まるぞ、という訳で客席も静まり返ると、指揮者が登場し、楽員を起立させ、コンマスと握手をしてから指揮台に上がり客席に向かって丁寧に礼をする。そして向きを変えてメンバーを座らせ、おもむろに演奏を始める。

この「メンバーを起立させる」のが気になるのだ。

椅子に腰掛けると、お尻をモゾモゾさせて、落ち着く場所を探すのが普通である。オケの椅子が必ずしも自分の体形に合っているとは限らないので、お尻のみならず姿勢も合わせる必要がある。
折角チューニングも終わって、いざ演奏という時にまた立たされるのはいやじゃないのかなあと、余計な心配と知りつつ気になるのだ。
特に、オペラのオケ・ピットでは、折角立ち上がっても一階席からはほとんど確認できないし、狭い場所で大変だろうと思ってしまう。

私が学生の頃、かのカラヤンが初来日して、日比谷公会堂でN響を振ったのを観にいったが、颯爽と現れた彼は、楽員を立たせることもなく、すぐに演奏を始めたのである。
その頃はまだ40代、きびきびとした動作がなんともかっこう良く見えた。
曲目はリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」。

その印象が60年以上経った今になっても脳裏に焼き付いていて、演奏直前のガタついた感じが気になるのかもしれない。

   オケの礼_convert

プロフィール

がんも

Author:がんも
ヨハン・シュトラウスと女の子が大好きな老人です。
歌うことが大好きです。イタリア民謡とかトスティとか。
小旅行も大好きです。新緑や残雪の山並みを見るとドキドキします。

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